マウスピースによる治療は、身体に負担をかけない新しい治療方法として、いびきと無呼吸症候群に用いられています。治療用に開発された特殊な形状のマウスピースで、歯科装具(医療用具)です。装着すると気道が開き空気が良く通るので、いびきや無呼吸が止まります。口にはめるだけで、極めて高い効果を発揮し有効率は90%です。

ボクシングなどのマウスピースとは異なり、マウスピースをはめると気道(空気の通り道)が広がるように特殊な形状をしています。空気の通りがよくなれば抵抗が少なくなり、いびきや無呼吸症候群がおさまります。

マウスピースによるいびきと無呼吸症候群の治療

いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因は主に肥満、アルコール、加齢、鼻疾患、小顎などで、空気の通り道「気道」が圧迫され発症します。厚生労働省の報告では重度の無呼吸症候群では5年後の生存率は約80%(死亡率約20%)とされています。死因は突然死がほとんどです。

治療には簡易で効果の高い歯科装具と呼ばれるマウスピース(スプリント)を用いますので、手術の必要はありません。他の治療法に比べ安価に製作できます。手術や人工呼吸器を装着する治療とくらべて、身体の負担が少なく、小型のポケットサイズなので旅行にも持って行けます。いびき、無呼吸を簡単に治したい方にはこの方法をおすすめします。ただし、虫歯、歯周病、顎関節に痛みや障害がある、歯がない、鼻に病気がある場合には適さないこともあります。また、歯の本数は上下で20本程度必要です。

マウスピース治療のメリット・デメリット

マウスピース治療は全ての方に有効なわけではありません。治療を開始するにあたっては、どの治療法が患者様に適しているか、担当歯科医とじっくり検討して開始します。
 

小型で旅行、出張に持ち運べる
手術や鼻マスクにくらべて楽で、負担が少ない
数回の通院済む・歯型をとって調整後、完成
効果が高く、長期間続けることができる
口にはめるだけで効果が出る

鼻の通りが悪い、咽頭肥大が著しい
寝付きが悪い、神経質になりがち
歯の本数が上下で20本無い
歯がくらつく、顎の関節に痛みや障害がある方にはできません

マウスピース治療費について

患者様の状態に即したマウスピースをお作りしますので、お気軽にご相談ください。
 
従来からあるタイプで、比較的安価で制作できます。しかし、プラスチックで壊れやすく、装着すると口は閉じたままで会話はできません。

検査・診断料
10,000円(税込)
マウスピース製作費
50,000円(税別)

機能は従来型と同様ですが、上下分離しているので装着中も会話ができ、違和感が少ないです。また微調整ができ、お水を飲んだりできます。

検査・診断料
10,000円(税込)
マウスピース製作費
150,000円(税別)

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